チワワは超小型犬で運動量も比較的少なく、散歩や飼育の面から一人暮らしの方や共働きでも飼いやすく人気があります。
でも、吠えグセがつきやすい犬種でもあるので、ちゃんとしつけなければご近所トラブルにもなりかねないので心配ですよね。
来客のインターホンや、窓の外に見えた歩いている人に向かって吠えたり。
それをしつけず放置しているとただのワガママな問題犬になってしまいます。
普段からのしつけのトレーニングで改善されますので、根気はいりますが放置はせずにできることからやってみましょう。
もくじ
チワワは無駄吠えが多い犬種
チワワはとても気が強い犬種で警戒心が強く、自分を大きく見せようとするために吠えるという行動が多く見られます。
やや神経質な面もあって臆病な性格の部分も多くあり、見知らぬ人や他の犬に対し「自分のテリトリーに近づいてくるな」という威嚇の意味だったり、逆に怖がって吠えていることがほとんどです。
怖がりな性格なのに勝ち気な性格も持ち合わせているため、「吠えグセ」となってしまうので無駄吠えをしないようしつけのトレーニングが必要です。
どんな状況で吠えるの?
わんちゃんが吠えるには必ず理由はあります。
なぜ吠えているのか?どんな状況の時に吠えているのか?の原因を少しでも理解しておいた方が、そのわんちゃんに合ったしつけトレーニングが見つかります。
何かを要求する時
・ご飯が食べたい時
・おやつが欲しい時
・来客があった時のインターホン
・ケージから出たい時
・一人で寝れない時
威嚇・恐怖心から吠える時
・来客のインターホンが鳴った時
・来客や訪問してきた人に向かって
・散歩のとき、他の人や犬に向かって
吠えた時のしつけトレーニングは?
無駄吠えしないようしつけトレーニングはいろいろですが、何事にも根気と時間を掛ける事が必要です。
わんちゃんに合った方法を見つけていきましょう!
無視をする
何かを要求するときに吠えだしたら、鳴き止むまで無視をします。
要求に応えてしまうと「吠えると要求が通る!」と認識してしまい、その度に吠えてしまいます。
しかし、鳴き止むまで放置するのも近所迷惑を考えたら難しいかもしれません。
「ダメ!」や口の前に人差し指を当てて「シ~!」と言って、少しでも吠えるのをやめたら褒めちぎるだけ褒めておやつをあげるの繰り返しをします。
出来るだけ低い声で短い言葉で言うのがポイントです。
大きな甲高い高い声で「ダメでしょ!うるさいからやめて!」ですと、わんちゃんから見たら「一緒に吠えてる!」となって更に興奮して吠えてしまいます。
うるさいからといって追いかけるのも、遊んでくれてると勘違いして更に興奮してしまう要因にもなります。
飼い主さんは慌てず落ち着いて対処していきましょう。
コマンドを出す
わんちゃんが吠えたら、「おすわり」「まて」「ふせ」のコマンドを出します。
それが出来たら、大げさなくらい褒めちぎってあげましょう。
褒めてからおやつをあげるのも良いでしょう。
コマンドを出して吠えている事から気をそらす方へ持っていき、落ち着かせる方法です。
でもその前に、「おすわり」「まて」「ふせ」が出来るように服従訓練をしておくことが必要となります。
吠えている原因に対し近づいてみる
散歩をしている時に人に向かって吠えたり他の犬に対して吠えたなら、出来る状況であればあえて近づいてみます。
抱き上げてからでもいいので一緒に近づいてみると、匂いをかいだりして自分に害がないものだとわかると意外と落ち着くものです。
あまり散歩に行けてなかったり、家族以外に会ったりする機会が無く社会経験が乏しいと目に映るだけで威嚇に入ってしまいます。
社会性を身につけてもらうためにも散歩や車での外出を増やしてあげましょう。
来客のかたへ吠えたら、出来る状況であればその方におやつを渡して与えてもらいましょう。
警戒心がなくなって人に向かって吠える癖をなくせます。
天罰方式
決してわんちゃんを痛めつけたりする方法ではありません!
吠えたら嫌なことが起こるを学習し、無駄吠えをやめさせる方法です。
《用意するものと方法》
■空き缶やペットボトルへ小石やビー玉、ネジなどを入れたものを3つ程度、レジ袋などに入れた物を吠えだしたら壁や床へ放り投げる。
■新聞紙をまるめたものやスリッパを壁や床を叩き大きな音を出す。
決してわんちゃんに向けて投げるなどの方法ではないですよ!
わんちゃんが吠えだしたらすぐに実行するのですが、ポイントは犬の方を向かずに知らん顔をしてやる事です。
飼い主さんがやっていることだとバレないようにし、犬に知られないようにすることです。
飼い主さんが嫌な事をしていると知られると、わんちゃんとの信頼関係にヒビが入ってしまいます。
わんちゃんと楽しく過ごしていくためには少し難しく、天罰方式は難易度が高い方法です。
それと、すぐに効果が現れるとは限らずやはり根気は必要となります。
動きを止める
これは決して痛めつける方法ではありません!
吠えだしたら「ダメ!」と声をかけて、それでもやめなかったら頭と腰のあたりを押さえて動きを止めます。
ガッツリ押さえこんでしまうとチワワのような小さい体は骨折や捻挫のおそれもあるので、軽く動きを止める程度にします。
おとなしくなってからも数秒ほど「ダメだよ」など声をかけて自由を奪い、落ち着いて冷静になったら離してあげてください。
「吠えると自由が奪われる」と学習するまでは、何度も繰り返しになり根気が必要となりますが、吠えなくなった時は思いきり褒めてあげてください。
まとめ
チワワは吠えグセがつきやすい犬種ですが、吠えた時の対処を根気強く続けていく事が重要です。
わんちゃんの目線になって、どんな時にどうして吠えるのか原因を探ることもトレーニング方法を見つけ出す近道だったりもします。
叱るだけではなく、おやつを上手に使って褒めてあげることも忘れずに。
「叱るけど、出来たら褒める」の繰り返しをして「吠える=叱られる」「我慢=褒められる」を学習させていきましょう。
しつけトレーニングはすぐに効果は出ないけど、諦めずに続けてわんちゃんとの生活を楽しいものにしていきましょう!