お天気がいいと大事な家族の一員であるわんちゃんと一緒にドライブしたり、ドッグランに連れて行ったりしたくなりますよね。
予防接種のために動物病院などへ行くときや旅行や帰省など、意外と車に乗せる機会は多いですよね。
でも、「ウチの愛犬は車酔いするので連れていけない・・・」といった悩みでいつもお留守番はちょっと可哀想。
車酔いの経験したことがあればわかるかと思いますが、あの症状って結構つらいですよね。。。
わんちゃんもつらいんです!
車には慣れてほしいし一緒に楽しい場所へと連れ出したいので、車酔いの症状が現れたときの対策を覚えておきましょう!
もくじ
わんちゃんが車酔いした時の症状は?
つらくなった時の症状は見逃さないでね!
・体が震える
・よだれが多くなる
・落ち着きがなくそわそわする
・吠える
・か細く鳴く
・生あくびを頻繁にする
・息が荒くなる
・ぐったりする
・嘔吐する
この少々はあくまでも一部であって、個体によって症状は様々です。
いつもと違う様子が見られたら注意して、サインは見逃さないでくださいね。
車酔いの原因と対処は?
車から伝わる振動
車が揺れることで車酔いの症状が現れるのであれば、体を固定すれば改善されます。
車の中で自由に動き回るようにではなく、キャリーケースやクレートに入れましょう。
そうすることで、体の揺れが最小限になりわんちゃんの体への負担も軽減されます。
目まぐるしく変わる景色に落ち着かない
窓から見える景色が目まぐるしく変わると心が落ち着かなくなってしまいます。
クレートに入れて布などを被せてあげることで、目に見えて多すぎる情報量を制限して混乱を防いであげます。
「狭いクレートにいれるのはかわいそう」と思うもしれませんが、犬は狭くて暗い場所の方が落ち着くことができます。
車内のニオイが嫌
犬は人間よりもとても嗅覚が優れていて敏感。
タバコのニオイや強い芳香剤だったり、食べ物のニオイがこもってしまうと人間でも気分が悪くなります。
なるべく車内を無臭にし、窓を開けてこまめに換気してください。
車が怖い
いきなりドライブに挑戦して乗り物酔いをしてしまうと、その時の揺れやニオイで車が苦手になってしまうこともあります。
ドライブデビューをする前に、エンジンを止めた車の中でクレートの中に入れて落ち着いていられるよう慣れてもらいましょう。
5分位落ち着いていられたら、おやつをあげて「いい事がある!」と思ってもらえたらいいですね。
エンジンをかけても停車したままにして乗せてみて、車に少しずつ慣れてもらいましょう。
距離が短めのお試しドライブから始めて、徐々に距離を延ばしていくよう段階を踏んであげましょう。
不安感や恐怖感、トラウマ
車に乗せるときは行き先が病院が多かったりしませんか?
嫌な場所に連れて行かれる!という記憶は意外と残っているものです。
具合が悪くない場合であれば、先に公園に連れて行って楽しいことがあってからの病院の方が、トラウマからの車酔いになるのは改善されます。
ドライブ前にできる車酔い対策をしておこう!
まずは車という空間から慣れてもらいましょう。
練習時は食後2~3時間くらい空けてからがおすすめです。
わんちゃんにとっては未知の乗り物なのでまずは段階を踏んで!
1.ドアを閉めずにエンジンを止めている車の中で遊ばせる
2.大丈夫な様子ならドアを閉めて遊ばせる
3.エンジンだけかけて、停車したままの車の中で遊ばせる
4.乗り物酔いのサインがでなければ、ゆっくり一定のスピードで車を走らせてみる
5.公園へ連れていき楽しいことをさせる(おやつも忘れずに!)
いざ、ドライブ!
練習でだいぶ慣れてきて徐々に車を走らせる距離を延ばせたら、ドッグランや旅行、帰省もすることに挑戦ですね♪
でも、ウチのわんちゃんを毎回車に乗せるたびに思うのですが、完全に車に慣れるだろうだなんて思わないで対処をしてあげるよう気遣いが大事です。
その日の体調や車の運転の仕方によっては乗り物酔いのサインは出てしまうものです。
まずは安全運転で
急発進や急ブレーキ、曲がり方によって揺れが大きいと体に負担がかかり車酔いのサインが早く出たりします。
ドライブ中はクレートから出さない
狭いクレートに長時間入れておくのはかわいそう・・・と、外に出したくなる気持ちはよくわかります。
でも万が一の時、全身を強打したり、車外に投げ出されたりする危険性もあります。
クレートの中の方が体が固定されて、揺れが少なくなるので車酔いの対策にもなります。
ドライブ中は安全面から考えて出さないようにしましょう。
運転中の抱っこは違反です
運転中にわんちゃんをヒザの上に乗せるのは道路交通法で禁じられています。
過去に罰則を受けた方もいますのでやめましょう。
こまめに休憩をとろう
長時間ドライブをする場合、30分に1回は休憩を取ってあげるのが理想的。
お水を飲ませたり、外の空気を吸わせてリフレッシュさせてあげましょう。
長時間、排泄を我慢していると膀胱炎の原因となってしまうので、歩かせて気分転換をしながら排泄を促してあげましょう。
車酔いで嘔吐したら?
対策をしていても車内で吐いてしまったら、慌てず騒がず冷静に吐いたものを処理してください。
飼い主さんがうろたえたり、大声を出したりするとわんちゃんが不安になってしまい、ますますストレスを与えてしまいます。
これからの楽しいドライブのためにも決して怒らないで対応してあげてくださいね。
ドライブ時にはあらかじめ、車のシートに汚れてもいいタオルやビニールシートを敷いておけば、いざという時に汚れを防いで飼い主さんもストレスなしですよ♪
食事後すぐには乗せない
車に乗せる2~3時間前には食事は済ませましょう。
時間を空けすぎて、長時間の空腹も車酔いの原因にもなりますので注意しましょう。
酔い止めの薬を処方してもらう
車に乗ると吐いてしまう子だとわかっているのであれば、動物病院へ相談して車の酔い止め薬を処方してもらうか、市販でも販売されています。
どうしても車酔いが治らない、それでも長時間乗せなければならない時、
苦しい思いをさせるのはかわいそうなのでおすすめです。
まとめ
わんちゃんと一緒に家族でのドライブは楽しい思い出にしたいものですよね。
ウチのわんちゃん(1歳)ですが、初めて車に乗せた時、近くに乗せて行くだけでも具合が悪くなるようで顔がゲンナリしてました。
今は近くまでのドライブだと慣れた様子ではあるものの、約350km離れた実家へ連れて行くときはさすがに具合が悪くなるようで・・・。
でもちょくちょく休憩を入れるようにして乗り切ってます。
いちばんの車酔いの対策は、高速道路に併設されたドッグランやPAに寄ること!
休憩&散歩が大事なんだと思います。
近くでも遠くでもわんちゃんと一緒に快適なドライブを心がけて、たくさん経験をさせてあげましょう!